家族との関わり〜母として・娘として
人生は 「のぼり坂、くだり坂、まさか」笑
綾戸 智恵さんは、記念講演の中で、お母様の介護を通じて、また息子さんの子育ての狭間で、今、感じていることを リアルに、そして 心境の変化やお母様の老いを受け入れる瞬間まで、音楽を聴いているように リズミカルに、おもしろおかしくお話をしてくださいました(^^)
お母さんを本当に尊敬されているなぁ…と要所要所に感じました。
みんな、今見た観点で話をしすぎ
すべての人は未熟からえらくなる
綾戸さんの性格は、いいも悪いも すべての人の言葉を吸収しないと気が済まない。
61キロあるお母様の介護を39キロの綾戸さんが「ちえちゃんがいい」というお母様のお願いを一人で聞く毎日。
そんな中、とあるお寿司やさんでのお客さんの一言「介護は自己満足よ。疲れたら倒れるわよ」という言葉のあと、本当に倒れられた。
綾戸さんが海外に片道切符で出ていかれたときのくだり、「羽ばたく羽を折らずに、自分の心をポキっと折って見送ってくれた」
母の本心に 気がついたのは認知症になられたお母様があのときは…と口にされたことからの綾戸さんの気づき。自分だったら、そうはいかない、心配で心配でと口にするところを母はやっぱりすごいと。生きる教本と。
あんた、送れるやろ
送れる力をくれるのは弱くなる母や。
意識と無意識がある。
永平寺の宮崎禅師様は、生前、お弟子さんに抱えられ、支えられ、動けなくなっても「まだまだ教えを請いたいのです」と言われる存在だったそう。
自立とは「人とともに生きれる人格。変化球で人は育つ」
人は生まれ、人生の中で咀嚼するそのプロセスが大事。自分をどう磨くか?
Old Power
昔病院に行くまでもない病気をしたときに通っていた、神戸にある薬局。まだあるかなーと訪れてみたら、若い店主が。
未だに「おっちゃんは?」といわれるからお迎えに行く。
80そこそこの薬局のおっちゃん。知識と経験がある。「こりゃ、こうやな」白いの着ると腰が一気に伸びる。
免許は自主返納して、運転手つきで仕事をするおっちゃん(^^) 身体を使うより、経験を若いものに教えてくださいと思うと綾戸さん。
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本当に、これが薬局の先生の目指す道だと思いました(^^)